動画編集を始めてみたいけど、家のノートパソコンで出来るのかしら?
結論から言いますと、動画編集はノートパソコンで出来ます!
実際に現役動画編集者の私もノートパソコンで案件を受けています。
今回は必要なスペックとおすすめの画面サイズなどを詳しくご説明します!
動画編集のノートパソコンに必要なスペック
まずはじめに、オフィス用ノートパソコンは、主にWordやExcel、ネット検索などの比較的軽い作業をするために作られています。
動画編集ソフトを使うには機能的に不十分となります。
動画編集ソフト最大手のAdobe推奨パソコンスペックはコチラ
基本スペック | オフィス用ノートPC | 動画編集向けノートPC |
OS | Windows 10など最新版 | Windows 10など最新版 |
CPU | Intel Core i3~i7など | Intel Core i5~i7 最新世代 |
RAM(メモリ) | 4GB~8GB | 16GB以上 |
HDD | ~500G | 内蔵・外付け 1TB~ |
SSD | ~512GB | 512GB以上 |
グラフィックボード | なし | NAVIDIA GeForceなど |
英語や数字ばっかりで理解できない
大丈夫!今から説明するね
動画を扱う作業は動作が重くなりますので、その作業を早く処理できるパソコンが必要です。
ゲーミングノートと呼ばれるオンラインゲーム向きのパソコンは動画編集同様、早い処理速度が必要とされますので、
機能的にも申し分なく動画編集用として使用出来ます。
OSとCPUは最新版がベター
OS(Windows10やmacOS)はパソコンの心臓となる部分。
CPUはパソコンの頭脳です。
無料であれ、有料であれ、動画編集ソフトは随時機能がアップデートされていくことが多いです。
最新の動画編集ソフトに対応するためにも、OSとCPUは最新のものが入っていた方がベターです。
メモリは大きい方が良い
動画編集をサクサク作業するには、RAM(以下メモリ)に注目してください。
動画編集ソフトを使用する際、最低限のメモリは8GBと言われています。
最近のオフィス向けノートパソコンは8GBのものが主流になってきましたが、4GBのものも多いです。
4GBであればまず動画編集のソフトの立ち上げ自体、思ったように動かない可能性があります。
実際私がメモリ4GBのノートパソコンを使っていたときは、無料編集ソフトですらカクカクして何度も画面が落ちました。
最低が8GBであって、推奨は16GB以上となります。
作業する机の広さ(メモリ)が大きいほど、作業可動域にも余裕が出て処理速度が速くなります。
保存データ容量は大きい方が便利
HDDとSSDはデータを保存するためのもの。
前に素材だけで30GBの案件が来たことあるよ。
仮に128GBのSSD容量しかないパソコンだと、素材30GBの案件はすでに全体の4分の1を占領するね
動画編集素材は容量が大きいことが多々あります。
パソコンには動画素材だけでなく、他にもたくさんのデータが入っているはずですので、データ容量は大きい方が便利です。
HDDとSSDの違い
- HDDはディスクに読み書き
- SSDはメモリーチップに読み書き
最近のパソコンはSSDのみ搭載しているものが主流になってきました。
ディスクに読み書きするHDDに比べて、メモリーチップに読み書きするSSDは壊れにくく、処理速度が速いです。
しかし、SSDはHDDに比べて高価ですので、容量によってパソコン自体の値段が上がります。
すぐに使わないデータの保存などは外付けHDDで事足りるので検討してみて下さい。
グラフィックボードは必要?
グラフィックボードとは、映像を綺麗に映し、描画処理速度を向上させるチップのこと。
動画編集向けのグラフィックボードは普通のオフィス用パソコンにはまず搭載されていないと言っても良いでしょう。
オフィス用パソコンの場合、元々備え付けのオンボードグラフィックと呼ばれる最低限の映像処理機能しかありません。
反対に動画編集向けノートパソコンには、NAVIDIA社などのグラフィックボードが搭載されています。
このグラフィックボードがあると、映像のカクカクが減るし、書き出し処理速度も速くて作業が捗るよ
グラフィックボードの書き出し処理速度を比較!
【動画時間】
11分20秒
【使用ソフト】
Adobe PremierePro
NAVIDIA GeForce GTX1660Ti
⇒ ◎3分55秒
Intelオンボード
⇒ ×24分09秒
このタイムロスはかなり痛手です。
お仕事として動画編集をしたい方は、作業効率にも関わりますのでグラフィックボードは必須と言えます。
動画編集のノートパソコンの画面は大きい方が作業しやすい
通常13インチ程度のノートパソコンが軽くて持ち運びやすく、カフェなどで作業しやすいです。
動画編集用ノートパソコンに至っては、画面が小さいととにかく見づらいです。
細かい作業も多いので、15.6インチは欲しいところです。
画面が小さいと、目を凝らすクセで視力低下したり、前かがみで肩がこりやすくなったり、健康状態にも影響を与える可能性があります。
ですので、動画編集用ノートパソコンは15.6インチ以上の大きい画面がおすすめ。
私が愛用しているノートパソコンはDELL
DELLのパソコンは種類豊富で、自分に合ったパソコンが見つかります。
私が使用しているのはInspiron 15です。
15.6インチの大きな画面に、テンキー付き、持ち運べるよう薄さも最適です。
基本スペック
- OS Windows10
- CPU 第10世代 インテル® Core™ i7-10750H
- メモリ 16GB
- HDD なし
- SSD 1TB
- グラフィックボード NAVIDIA GeForce GTX 1660Ti
マウスコンピューターなど、他のパソコンも実物を見ましたが、性能が良いノートパソコンはどうしても分厚く、重くなります。
予算に余裕があればMac bookが最薄ですが、上記スペックだと25万円以上はかかります。
DELLではだいたい15~20万円ほどで、必要十分な動画編集向けのノートパソコンが手に入ります。
割引率も高くて、学割やシニア割もあるよ!
\DELLのパソコンを見てみる/
結論:動画編集はノートパソコンで出来るけどスペックに要注意!
今あるパソコンはどんな感じで作動するのか、一度ダビンチリゾルブなどの無料ソフトをインストールして使ってみるのがベターです。
お仕事を受けて収益を得たいのであれば、パソコンの初期投資は必要な方が大半の動画編集。
今回ご紹介したスペックや画面の大きさなど、参考になると嬉しいです!
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